銀行に資源を預けるリスク ~消えた・燃えた・裏切った銀行の話~【ローモバ】
銀行とは
銀行ってなに?
ギルドメンバーの資源を管理するアカウントのことじゃ!
ギルドには「銀行」と呼ばれる、ギルドメンバーの資源を保護・管理・運営する担当の人(アカウント)が決められていることが多い。初心者の方は特に、「銀行って何?」「なぜ銀行を作るの?」「資源を預かるなんて詐欺?」など様々な疑問を持つだろうが、銀行は一般的にどのギルドでも指定されている。
銀行は一般的に、「戦闘には参加せず常時バリアを張り続け、敵から攻撃されることがなく安全なアカウント」であることが条件として指定される。また、資源の持ち逃げ等がないよう、銀行運営は基本的に信頼のおけるR4、5のメンバーが担当していることが多い。
銀行があることで様々なメリットがある。ただし、メリットばかりではなくもちろんリスクもある。本記事ではローモバにおける銀行のメリットとデメリット等、ローモバ歴2年の経験を元に紹介したい。
ギルドに銀行を作る目的 ~銀行のメリット~
資源を預かってくれる
・城にバリアが張れない
・手持ちの資源の量が生産上限に達した
・麦の消費量が増えてマイナス表示になった
以上のような理由で資源を誰かに預けたい時に銀行は便利!
初心者や無課金者は、常時バリアを張れない場合も多く、領地の保管庫からはみ出た資源を敵ギルドから奪われるリスクがある。この資源盗難被害を避けるために銀行に資源を「供給」して預ける方法をとる。
上級者の場合、手持ちの資源が多いと、領地内の生産上限に達してしまうため、資源生産ロスがないように銀行に資源を預けるという方法も取られる。
銀行に誰がどのくらい資源を預けたのか?という記録はとられていないため、自分の預金残高は自己管理というのが基本。資源が必要となったときに、銀行担当者へギルドチャットまたはメールで「木材3Mお願いします!」というようにお願いするといい。
ギルドメンバーと協力して他ギルドから奪ってきた資源など、ギルドの為の資源の保管先としても銀行は便利。
必要な時に資源がもらえる
・ゼロードしてしまい兵士を回復させたい
・大きい建設をしたいが資源が足りない
・増兵で麦を大量に使うため支援してほしい
以上のような理由で資源が欲しいときに銀行が資源を分けてくれると便利!
ログイン率が高いギルメンが銀行を担当していることが前提となるが、まとめて資源が必要な時に資源がもらえるのはありがたい。
特に兵士が増えてくると、麦生産がマイナスとなり、バッグ内の麦はとても貴重なものとなる。バッグ内の麦はできるだけ消費せず、銀行を活用することが大切となる。
銀行運営を担当するプレイヤーに必要な条件
銀行が便利であることはわかるが、実際に銀行を作るとなると大変。
【銀行運営に必要とされるプレイヤーの条件】
・ギルドメンバーから信頼されている
・バリアを忘れずに張り続けることができる
・ログイン率が高く時間的に余裕がある
・ギルドメンバーとのコミュニケーションがまめにとれる
・供給上限、供給スピード、供給税率低減などの研究がある程度進んでいる
・麦生産がプラス(麦を預かる銀行の場合)
以上をすべて網羅するとなると非常に厳しい条件。銀行を担当するプレイヤーの負担が大きいのも課題になりがち。
銀行は果たして安全か? ~銀行のデメリット~
これは筆者が以前所属していた「ギルドX」で起こった本当の話。
ギルドを裏切った初代銀行
ギルドXも設立から約半年が経ち、そろそろギルド銀行を作ろうという話になった。任命されたのは、ギルドリーダーがギルドを設立したときの初期メンバーであったサブリーダーの「Mさん」。
Mさんは几帳面な性格で、わりと自由なリーダーの代わりに、ギルマス代理をしたり、メンバーにメールで連絡したり、ギルド加入希望者の面接を担当したりとギルドに大きく貢献しているプレイヤーの1人だった。
Mさんはサブアカウントを持っていたので、サブアカウントがギルドXの初代銀行となり、資源管理をしてくれていた。筆者もMさんのサブに資源を預けたり引き出したりと、利用させてもらっていた。
しかし…初代銀行は運用から数か月経った後、どこかに姿を消したのである。理由は、リーダーとの「ギルドの方針を巡っての意見の食い違い」とのこと。
銀行で預かった資源は他のギルドメンバーへ渡してからギルドを脱退したと話していたそうだが、真相は定かではない。
しかも、ギルドを辞めた後、所属していたギルドX敵対関係にある外国ギルドにわざわざ入って、味方のギルドメンバーを攻撃して回るなどのクズっぷり。筆者もこのMさんの攻撃されたため、Mさんの人間性をかなり疑うことになったというエピソードがある。
「まさか銀行が裏切るとは!」こうして初代銀行は消滅し、2代目の銀行を誰が担当するか?という話になった。
音信不通となり燃やされた2代目銀行
2代目は、R4の複数アカウント持ちYさんが任命された。
Yさんはとても几帳面な方で、銀行の預資源残高を毎週ギルメンにメールで知らせてくれていたので、何の資源がどのくらいギルドの銀行にあるのかギルメンみんなが把握できる状態となった。
Yさんは、本アカ1つにサブアカ2つを持ち、ギルドのために日々奮闘してくれていた。2代目銀行にはいつも2週間バリアが張られ管理されていた。しかし、そんな生活も長く続かず...。
Yさんが銀行担当となり3か月程たった頃だろうか、仕事が多忙となったようで、次第に残高メールが送られなくなり、ギルドチャットでYさんが発言することは少なくなった。
Yさんは銀行を誰かに引き継ぎたいとリーダーに申し出たそう。だが、アカウント引継ぎがうまくいかなかったよう。
それでもしばらくバリアの張り替えだけはしてくれていたのだが、ついにYさんはローモバにログインしなくなり、そのまま音信不通に...。
いよいよ最終ログインが10dayとなり、ざわつくギルドチャットだったが、結局2代目銀行はバリアが剥がれて燃やされた。
バーサーカーが可能なギルドメンバーが必死に資源を回収してくれたので、他ギルドにほとんど資源を奪われることなく回収できたことが幸いだった。
海外出張に行ったっきり姿を消した3代目銀行
2代目銀行のYさんが音信不通となってしまったため、ギルドXでは3代目銀行を誰にお願いするかという話になり、R4メンバーから、IT会社勤務で複数アカウントを操るおじさんのOさんが担当となった。
Oさんは、サブアカウントもすべて城レベル25に上げ、資源生産用の城を複数作る、資源の富豪だった。
Oさんはログイン率が非常に高く、資源をお願いするとすぐに送ってくれて、3代目銀行は安定するものと思われていたが、ある日Oさんは仕事で海外出張に行かなければならないと話し、そこから消息を絶ってしまったのだ。
こうして3代目銀行も突然役目を終えてしまった。
Oさんは事前に銀行の資源を他のギルドメンバーに配布していたため、資源が他ギルドに奪われる心配はなかったのだが、どうやら自分がお気に入りの女性メンバーを中心に資源配布していたらしい。流石おじさん。
このように、銀行に資源を預けるのにも様々なリスクがあるので、銀行は自己責任で活用しよう!特に王国解放前の新しいギルドでは銀行のリスクも大きく注意が必要。銀行が信用できなければ自分が銀行を担当してしまうという手もある!
自分が銀行を運営するメリット
・銀行の資源を使いたいときに使える
・自分のバッグ内の資源がどんどん増える
・メンバーから感謝される
メンバーが資源をどんどん送ってくれるので資源に困らないというのが一番のメリットかもしれない。
「銀行に預けられた資源を使っていいの?」と思うかもしれないが、寧ろ積極的に使って頂きたい。
その理由は、資源がバッグから溢れているよりも、誰かのバッグ内に入っているほうがいいに決まっているから。
万が一、ギルドに資源が足りなくなった時は、使った分をバッグ内から出してギルドに還元すればよいだけ。
「銀行の資源はみんなのものだから!」と、わざわざ自分が使う分の資源を毎回バッグから出して使う律儀な銀行さんもいるのだが、そんな必要はないと個人的には思う。
「銀行にボナペティの召喚獣スキルを使われることのリスク」を考えたほうが良い!
召喚獣 ボナペティのスキル「ヘブンカタストロフィ」に注意!
初心者にはあまり知られていないが、「手持ちの資源を消失させる」という召喚獣のスキルがあり、城のバリアは無効なのだ。
なぜあまり知られていないかというと、ボナペティは課金召喚獣であり、このスキルを使用できるまでに育成が進んでいるプレイヤーは現段階でそれほど多くないからだ。
しかし、今後は使えるプレイヤー数が増えて、銀行が集中攻撃を受ける日も近いと考えらえる。
スキルLv10 で「敵の各資源を7~15%消滅させます。※最大で100,000,000の各資源を消滅させます。」
銀行がこのスキルを受けてしまうと、各資源が最大100M消えてしまい、複数回使用されることで一気に資源がなくなってしまう。
ギルドメンバーで汗水たらして集めた資源が気付いたら消失していたなんて、悲しすぎる話だ。
「ヘブンカタストロフィ」を設定した運営の策略
ローモバで資源対策として、ギルドに銀行を作ることがプレイヤーの間で一般化されたことによって、運営の間で「資源パックが売れない!」という事態に(予想)。
召喚獣ボナペティのスキル、ヘブンカタストロフィは「銀行対策」として、「プレイヤー同士で資源を消し合ってもらおう!」という策略なのだろう。
時々ツイッターなので、自分のプレイ画面を公開している初心者がいて、ギルドの銀行アカウントが丸見えになっているので注意したほうが良い。
「銀行アカウントがばれると危険」なのだ。
以上、銀行に資源を預けるリスクについてでした。